ヒッグス粒子の研究にかかるお金のでどころ



ヒッグス粒子が発見されたからと言って、実生活にはすぐに役に立つものではないということは、
以前も書きました。

ヒッグス粒子って何の役に立つの?

宇宙ニュートリノの検出でノーベル物理学賞を受賞した小柴博士が、自分の研究が役に立つかと問われて、「何の役にも立ちません」、「百年くらいしないと分からない」と堂々と述べていたそうです。

まあ、確かに、元素記号の中で知らない記号の元素が一個発見されたからといって、
「ふーん」と思う程度で生活に何ら影響はなさそうですよね。

それに比べると、発光ダイオードの発明は今や生活にかなり浸透していて、
LEDの電球なんか、省エネにもなるし、新たな経済分野を切り開きましたね。
その収益は計り知れないと思います。

しかし、生活にすぐには役立つように思えないヒッグス粒子ですが、
素粒子論の足りないピースを補うものですから、存在が本当に立証されたのであれば、
今後100年くらいの超長期的に見て、人類の大いなる謎の解明の糸口となる画期的な
発見となりうるわけですね。

と、そこで・・・
ヒッグス粒子の研究を行っているCERNの年間予算はというと、900億円程度だそう。
日本の高エネルギー加速器研究機構が年間400億円程度だそうです。

CERNの資金を出しているのは欧州ですが、今はどこも経済危機で資金の調達は厳しいでしょう。
日本だって財政危機と言われ増税策の是非を問われている状態なのですから、
いつ事業仕分けされてもおかしくないように思えます。

でもこの学術に莫大な資金を投入し続ける。
それは、目先のことではない非常に重要な意味がこの研究にあるからなのでしょう。
突き詰めて、突き詰めていくのが学問だと思うのですが、
今その最先端にいるのが素粒子学であり、宇宙工学と並ぶくらい、
人類の進歩に必要な研究なのかもしれません。

こういったものにお金をかけるのは、芸術にお金をかけることにも
似ているように思えます。

ロマンって人間には不可欠なのですね。

参考サイト:
ヒッグス粒子発見!すぐには役に立たぬものにおカネを出す意義を考える

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